稚拙妄想小説第4話
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俺は、親父の気持ちに、今なら全てを預けられるような気がした。
「俺、なんだかそうかもしれないな。男のこと考えるほうがムラムラするんだよな」実際、俺もどうしてこんな体質になってしまったのか分からなかったし、一人で抱え込んできた悩みだった。今、親父にこの気持ちを委ねてもいいような気がしてしまった。
「そうか・・・」と親父は軽くうなずき、タバコの煙をはいた。少し、沈黙が続いたが、親父は
「まぁ、お前も言いたくないこと言ってくれたんだしな、俺も話すけど、少し前からどうも男が気になってしょうがないんだ」俺はかなり驚いた。この親父が!?「俺も、やべえなぁ、俺どうかしちまったか、って思ったしな。そういう気持ちになっちまったことにはどうしようもない」
「親父は誰かとそういう体験はしたのか?」と聞くと、
「いや、それはまだない」とつぶやくように言った。
「お前はあるのか?」
「ああ、22歳のころからそういう気持ちになって、何人かと・・・」
「体の関係か?」
俺はうなずいた。俺は今、正直に気持ち打ち明けている。複雑な気持ちで一杯だったが、違った開放感があった。そして、親父のことが気になってしょうがないことも話した。
「俺、最近・・・・、親父のことが気になってしょうがないんだ。なんでだか分からない。だけど、どうしようもなくてさ。仕事中だって気になって手につかないんだよな。どうしようも無くなって、だから親父の姿を見たくなって事務所までいっちまったよ」堰を切ったように今までの気持ちが言葉となってあふれてきた。
「俺がお前を苦しめたわけか」静かに親父は笑った。
「ひろと、お前、これから大丈夫だよな?」俺はドキッとした。
「今日は、話そうぜ」
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俺は、親父の気持ちに、今なら全てを預けられるような気がした。
「俺、なんだかそうかもしれないな。男のこと考えるほうがムラムラするんだよな」実際、俺もどうしてこんな体質になってしまったのか分からなかったし、一人で抱え込んできた悩みだった。今、親父にこの気持ちを委ねてもいいような気がしてしまった。
「そうか・・・」と親父は軽くうなずき、タバコの煙をはいた。少し、沈黙が続いたが、親父は
「まぁ、お前も言いたくないこと言ってくれたんだしな、俺も話すけど、少し前からどうも男が気になってしょうがないんだ」俺はかなり驚いた。この親父が!?「俺も、やべえなぁ、俺どうかしちまったか、って思ったしな。そういう気持ちになっちまったことにはどうしようもない」
「親父は誰かとそういう体験はしたのか?」と聞くと、
「いや、それはまだない」とつぶやくように言った。
「お前はあるのか?」
「ああ、22歳のころからそういう気持ちになって、何人かと・・・」
「体の関係か?」
俺はうなずいた。俺は今、正直に気持ち打ち明けている。複雑な気持ちで一杯だったが、違った開放感があった。そして、親父のことが気になってしょうがないことも話した。
「俺、最近・・・・、親父のことが気になってしょうがないんだ。なんでだか分からない。だけど、どうしようもなくてさ。仕事中だって気になって手につかないんだよな。どうしようも無くなって、だから親父の姿を見たくなって事務所までいっちまったよ」堰を切ったように今までの気持ちが言葉となってあふれてきた。
「俺がお前を苦しめたわけか」静かに親父は笑った。
「ひろと、お前、これから大丈夫だよな?」俺はドキッとした。
「今日は、話そうぜ」